Ryuの健康ブログ

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乳製品が飲めない?乳糖不耐症とは

乳糖不耐症とは牛乳などに含まれる乳糖を分解できない体質のことを言います。

乳製品を摂取するとお腹が痛くなったり、下痢が起こったりなどの症状が出ます。

 

牛乳に含まれる乳糖を分解できない!

日本人の85%が乳糖不耐症だとされています。牛乳に含まれている乳糖を消化するこ酵素が少ないためお腹がゴロゴロなったり壊したりするわけです。

これは白人よりも東洋人に多いとされています。

 

原因は?

牛乳は昔から健康的な飲み物とされています。体にいいからと子供のうちから飲ませたほうがいいと信じている人もいます。

 

しかし牛乳は元々日本人の生活にはなかったもので、戦後の学校給食に出てきて飲むのが当たり前になっているだけなのです。母乳は完全栄養食だから牛乳も良いというのは牛の赤ちゃんとっての話です。

 

牛の体温は人間よりも2度も高いのです。その温度差があるため吸収しきれません。

 

症状の表れ方

乳糖を含む乳製品を摂取すると腹痛が起こり、下痢、嘔吐、鼓腸、腹鳴といった症状があらわれます。下痢は酸性便といい酸っぱい匂いの水っぽい便になります。

 

さらに胃痙攣の症状を起こすケースもあり、重症の場合は体重が減少してしまうこともあり注意が必要です。

 

乳糖不耐症の対処法

日常生活で乳糖を多く含む食品を食べるのを避けましょう。乳糖を多く含む食品は牛乳、ヨーグルト、チーズ、母乳などです。もし心当たりがある場合は乳糖の摂取を控えるようにしましょう。

 

乳糖不耐症の程度

個人個人で症状に程度があります。乳糖分解酵素が欠損しているかどうか、どの程度酵素活性が低下しているのか、摂取した乳糖の量がどれくらいかにもよって変わってきます。

 

乳糖不耐症の種類

乳糖不耐症には種類があり先天的なものと後天的なものがあります。先天的なものでは酵素が欠損しているため、生後まもなくの授乳で激しい下痢や吐乳を起こします。

これにより脱水症状や栄養障害といったものに気を付ける必要があります。

 

一方の後天的乳糖不耐症の場合、二次性の乳糖不耐症とも言われる細菌やウイルス感染による胃腸炎が原因の下痢や吐乳が起こります。

この場合は胃腸炎により腸粘膜傷害によって、乳糖分解酵素が一時的に低下しているもので原因の元になっている胃腸炎を治せば乳糖不耐症のも治ります。

 

生後まもなくの授乳では異常がなかった場合、後天的乳糖不耐症の疑いがあります。

そういった場合は乳糖を除去したミルクに変えるなど工夫をすれば症状が改善していきます。

乳糖不耐症の検査と診断方法

乳糖を含む乳製品を摂取してもらい、血糖が上がらず便中に糖が排泄されることで診断されます。腸粘膜を採取するのが一番の方法ですが、乳児などで二次性の乳糖不耐症の疑いがある場合、経過や病歴、乳糖を除去したミルクの使用で症状が改善するかどうかで判断をします。

 

乳製品の摂取をやめることで長年の鼻づまりや咳といった症状に悩まされていた方が治ったというケースもあるので、思い当たる方はある程度の期間控えてみるのもいいかもしれません。