Ryuの健康ブログ

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あなたは大丈夫?若者に増えているセルフネグレクトとは

セルフネグレクトとは成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲、能力を喪失し、自己の健康や安全を損なってしまうことです。

 

セルフネグレクトはゴミ屋敷問題や孤独死問題などの大きな社会問題の根底にあるものです。生活が対処しにくく複雑になっている最近では、家族の誰かがセルフネグレクトの傾向を持ち悩んでいるケースも増えてきています。

 

実際のところセルフネグレクトは他人事ではなく、誰もがなりうる原因が潜んでいます。セルフネグレクトに関ししっかり理解しどうすれば防ぐことが出来るのかを考えてみます。

 

 

セルフネグレクトの特徴

自身の意欲や能力、行動を失い次第に行動力がゼロになってしまいます。無関心、無気力、無感動になりそれが積み重なっていき周囲から孤立し、最悪の場合は孤独死にまで至ります。

 

セルフネグレクトの大きな問題点

セルフネグレクトの大きな問題点として自分自身でその症状を認識できないことにあります。気づいていないので自分の意志でどうすることもできず、仮に代わりの人が気づいたとしても本人がそれを拒むケースもあります。

 

セルフネグレクトになる原因

セルフネグレクトには様々な原因があります。1つ目は人間関係の問題があります。

家族や友人と問題があり人間不信になったり、離婚や裏切りによる落胆や絶望もきっかけとなります。

 

また職を失い信頼し献身していた会社や上司に対する怒りや執着心が引き金になることもあります。このような強い落胆などが人生をあきらめる気持ちを強めてしまい、セルフネグレクトの原因になってしまいます。

 

2つ目は病気による引き起こされる場合があります。自分や家族が重い病気にかかり生活に大きな支障をきたしたり、以前にできたことが出来なくなりその変化に対応できなくなり引き起こされます。

 

また認知症の傾向や精神病がうつ病を引き起こすこともあります。うつや精神病が原因の場合は、周囲の理解が薄く自分自身が思うように行動できないストレスなどで症状を重くし、セルフネグレクトにつながることがあります。

 

3つ目は震災や災害などによって起こるケースがあります。大切にしていたものを一瞬にして失う衝撃が自分の生活への関心を失うことになります。

 

また職場や家、お気に入りだった車やかわいがっていたペットなどを失うこともきっかけとなります。失ったものの大きさは計り知れなく、圧倒されその後の生活への関心がなくなってしまいます。

 

その反面強い心の持ち主ならばそのような状況になったとしても、しっかり向き合い立ち直ろうとするでしょう。しかしこういった震災や災害などの衝撃的な出来事の大きさが原因でその後の生活への関心を失うというのも理解できます。

 

つまりセルフネグレクトは誰でもなりうる病気ということです。そのような傾向を持つ人は決して自ら望んだわけではないのです。

 

誰もがなりうるセルフネグレクトチェック

セルフネグレクトの症状と診断方法。

以下の項目に当てはまれる数が多いほどセルフネグレクトの傾向があります。

1:入浴、洗顔、歯磨きなど本来ならば当然やるべきことを面倒だと感じる。

2:部屋の片づけや掃除を行っていない。(または行っていない)

3:栄養バランスを考えた食事をするのを面倒に思う。

4:体調が悪くても病院に行かない。

5:規則正しい生活を送れない。

6:極端に節約志向、または散財志向がある。

7:一人暮らしである。(または家族が家にいない事が多い)

8:信頼できる人間がいない。(いても遠距離)

 

1番の入浴、洗顔、歯磨きは特に重要なラインです。また好きなものしか食べない、歯磨きや入浴が億劫は要注意です。

 

セルフネグレクトの治療方法は

セルフネグレクトには当然特効薬などなく、治療方法というのはとても難しいと言われています。なぜなら本人は人と関りをもちたくないので治療なんて受けたくないからです。

 

ではどうしたらいいのか?まずはご自身がセルフネグレクトかなと思ったら自分なりに自分の状況を分析します。そして誰でもかまわないので少しずつ人と関り、会話していくことが回復の第一歩になってきます。

 

あなたは大丈夫ですか?これは他人事ではないのがわかったと思います。ちなみに私は上記の項目に当てはまっているのが数か所あります(汗

 

セルフネグレクトとはどういう病気か、また周りからの適切なサポートが必要なことを多くの人に知ってもらえたらと思います。