Ryuの健康ブログ

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乾布摩擦でお手軽簡単健康効果!

乾布摩擦とは昔からある健康法でこの健康法が今見直されてきているようです。

やり方は簡単で乾いた布で皮膚をこするだけですが、皮膚の表面を刺激することによって血行を促進する効果があり、様々な健康効果が期待できます。

 

それでは乾布摩擦についての健康効果についての紹介にいきます。

乾布摩擦は皮膚を鍛えるための健康法の1つであり、乾いたタオルで皮膚をこするとその刺激により皮膚の体温調節機能が強くなります。

 

タオルで首や背中をこするだけなのでお手軽にできるというメリットもあります。

また類似の方法としてインドやガルシャナなどにもあるようです。

 

乾布摩擦の健康効果

1:寒さに強くなる

皮膚表面をこすることにより血液循環が良くなるので寒さに強くなります。

また寒さに対する抵抗力もつくため気温の急激な変化などにも対応し風邪をひきにくくなります。

毎日行うことにより身体全体の体温調節機能が高まり、多少の寒い場所にいても気にならない体になります。

2:風邪や喘息の予防

肌の免疫や自律神経の働きが強まるので喘息の予防や風邪の抵抗力を高める効果があるとされています。

寒さに対する抵抗力がつき免疫力も上がるので、様々な病気を予防する効果があります。

乾布摩擦を行うことにより自律神経を整えるほか、刺激にも強くなるので喘息の発作を予防したり軽減する事ができます。

また研究ではウイルスや細菌に対抗するナチュラルキラー細胞という免疫細胞を増やし感染予防の効果も実証されています。

3:リラックス、安眠効果

やり方はタオルの両端を持ち首の後ろに当てます。そして交互に速いスピードでこするのがコツになります。

1分程度行うと首のコリがスッキリ取れて血液の通りが良くなります。

そうすることで今まで安眠できなかったのが改善されるかもしれません。

4:体臭改善に効果あり

乾布摩擦で皮膚を刺激することにより血行が促進され体が温まります。

そうすると汗が出やすくなりますが、これが良い汗で1週間ほど継続してみて汗の匂いを改善する効果があります。サラッとした匂いの少ない汗となります。

 

これは汗腺が鍛えられることもありますが、汗腺の支持組織である皮膚が鍛えられるからだそうです。

乾布摩擦は肌が赤くなるまではやらないようにして下さい。汗でタオルが汚れたら新しいものにタオルを取り替えるようにしましょう。

5:自律神経強化

皮膚の表面には沢山の神経が張り巡らされています。

その神経を刺激することで自律神経を強化することが出来ます。

これはこするという物理的な刺激と冷たさという温度の差により自律神経が強化される仕組みです。

 

また冷え性にも大きく効果があります。冷え性の原因は自律神経失調なので改善に期待ができます。

体をこすることで免疫力があがり自律神経のバランスが整えられます。

また血行促進効果により肌をきれいにして皮下にある脂肪を排出する効果もあるとされています。

6:低血圧にも効果あり

低血圧は体のだるさや立ちくらみなど不快な症状があります。

乾布摩擦は低血圧改善にも効果があります。皮膚をこすることで血管が収縮し毎日継続していくことで血圧が少しずつ良くなっていきます。

7:しもやけ、関節痛にも効果あり

寒い時期に関節が動かしにくい、痛みがあるという場合に効果を発揮します。

冬場にしもやけになり冷温水に交互につけるとともに、乾布摩擦を行えば効果があるとされています。

長時間机に向かう場合等にもタオルや細ひもを近くに置いておき、折に触れて背中をこするのも1つの方法としてあります。これは服の上からの刺激になります。

・乾布摩擦の正しいやり方

乾布摩擦には正しいやり方がありますが自分なりにアレンジして行ってもいいようです。

ナイロンや化繊などの合成繊維で作られたタオルは接触性皮膚炎を起こすこともあるので、木綿や絹などの自然素材で作られたタオルを選ぶようにしましょう。

 

そのタオルで首や肩甲骨の間、腰などを5~10分程摩擦します。

タオルを縛って玉を作ると刺激がより強まります。薄い服の上から行ってもOKです。

また最初は服を脱がなくても首や手、足など肌をだしやすいところを摩擦していくところからはじめても大丈夫です。

 

皮膚を手で擦るだけでも効果はあります。リンパを流すことを意識して末端から中心へ向けて行いましょう。目安は10回程度です。

・入浴時に行っても効果的

お風呂のついでに布をお湯に濡らしてしっかり絞ります。

それで全身をこすります。冷たくなったらまたお湯に濡らして繰り返します。

肌がピンク色になる程度で完了します。朝晩2回が理想ですが夜だけでもかまいません。

・乾布摩擦をするうえでの注意

乾布摩擦は角層や皮膚組織を傷つけ皮膚炎を起こしてしまう可能性もあります。

皮膚にかゆみや皮膚炎がある場合は悪化させる可能性があるのでやめましょう。

過度の乾布摩擦は皮膚の負担になるので良くありません。またお風呂上りなど皮膚が濡れている状態では摩擦が強くなるのでおすすめは出来ません。

無理に外で行うと風邪を引いたりすることもあるので始めは室内から行うようにしましょう。

・乾布摩擦は現代人に特におすすめ

現在では冷暖房が完備されていて当たり前の時代です。

夏はクーラー、冬は暖房のきいた室内で生活することが多くなっていますよね。

本来の人間の身体は皮膚表面の毛細血管が気温に応じて拡張したり収縮したりする役割を持って体温調節をしています。

 

しかし空調のきいた室内環境で生活していることで、体温調節機能が鈍くなっている傾向にあり、自律神経も乱れがちです。

冷えは万病の元と言われています。乾布摩擦で自律神経を高めることで体温調節機能を整えて冷えを改善する働きがあるとされ近年見直しされてきています。

 

運動できる時間が確保されているならば一番なのですが、時間のない人が多いので乾布摩擦で直接肌に刺激を与えるのが健康に良い。

気になった方はお風呂に入った時にでも実践されてみてはどうですか?